十本目
2010年 06月 27日
記念すべき今年に入ってからの十本目
何かと話題のこの作品
正直、あんまり観るつもりはなかったんですけど
まわりの声を聞くたびに
「良かった!っていうか、引き込まれた!」
なんていう声が非常に多く
こうなると観に行こうと思うわけで。
土砂降りの雨の土曜日
しかも21時からのレイトショー
だというのにやたら混んでる・・・
これがこの映画の凄さか?
とか思いながら観てきました
・
・
・
こんなにも松たか子さんが演技派だったとは!
と失礼ながらも書いてしまいます
いや~怖い(笑)
誰しもがきっと持ってるであろう
心の底の、奥のほうにある暗い一面
残酷で冷たく
残虐で凶暴な
そういう一面を見事に描き出した作品でした
ただここで見落としてならないのは
たぶん
その残酷、残虐の裏にあるというか
その根底のさらに奥にあるのは
愛されたい
人から認められたい
ああなりたい、こうなりたい
そんな単純で素直な
やっぱり誰もが持ってる感情であるのだろうと。
人はそんな二面性を
誰しもが持っていて
いつどこで
その二面性のどちらかが
突然何かのきっかけで
剥き出しになる可能性があるのか
わからないということ
冒頭から一気に引き込まれた作品であり
決して面白かった!とは言えませんけど
(内容から考えてもね)
素晴らしい映画であったと言えると思います。
by kichigen-cafe
| 2010-06-27 22:27
| 映画