MOROCCO 2 神の国・マラケシュ
2008年 09月 26日
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旅行記ってね、例えばそろそろモロッコに行くとか、
モロッコっていう国に、すっげー興味があるとか、
そういう人でなくちゃ、読んでもつまらないと思うんですよ。
いや、例えばワタシに、読んでいる人を惹きつけるだけの文才があれば別ですが、
そんなものは微塵もないわけでして(^^ゞ
そんなわけなんで、詳しく詳しく書くことはせずに
覚え書の軽い旅日記のつもりで書き綴っていこうかと思います。
(って言いながら、詳しくなるでしょうけどw)
もし、詳しく聞きたい!っていう奇特な方がおられるならば、
是非コメント欄で、どんどんバシバシ質問してください!
わかる範囲で、出来る限りお答えしますんで♪
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さ~て、それではモロッコへの旅第二弾♪
※ 第一弾 MOROCCO 1 アフリカの大地に立つ
ベルベル語で「神の国」の名を持つ「マラケシュ」
「赤の街」とも「茶の街」とも呼ばれる所以は、
その建物の色にあるようです。
ちなみに「マラケシュ」の街は、世界文化遺産であるとともに、
前回紹介した【ジャマ・エル・フナ広場】の文化空間が、
2009年9月に世界無形遺産に登録されることが確定しているそうです。
実際にその無形遺産を見てきたワタシとしては納得できるように思いました。
あの賑やかさ、ちょっと類を見ない感じがしますね。
朝、リヤドの中庭で食べる朝食は、とっても美味しいものでした!
珈琲に温められたミルクを注ぎ、一杯のカフェオレから始まる朝・・・最高っす!
今日一日は、この「マラケシュ」の街を歩くだけ!
乗り物に乗らないから大丈夫!w
ガイドさんの二人に連れられ、我らを含むツアー一同は、
昨日の様子とは一変した【ジャマ・エル・フナ広場】を横目に見つつ、
そして、どんどんメディナ(旧市街)の路地の奥へ奥へ・・・
<知らない人のために>
メディナ(旧市街)
昔々からある街並みで、城壁にしっかり囲まれた街のことです。
それに反し、新しく作られた街をギリーズ(新市街)と言います。
旧市街には、スークと呼ばれる市場があるなど、
中は見事なほどに迷路です(笑)
ちなみに、リヤドの大半もこの旧市街の中に作られています。
詳しい地図などはなく、慣れないととてもじゃないが歩けない。
しかも日本人がここで迷うと・・・
・・・どうなるかは、体験談を後ほどに(笑)
見るもの全てが珍しく、また雑然としているのに
どこか美しい感じすらしました。
ガイドさんの案内で着いたのは【バイア宮殿】
昔、王様(王族?)が住んでいた宮殿だそうで、
庭の手入れがなされ、装飾も美しく見事なもんです。
現在の国王も宿泊することがあるということです。
それも納得の美しさ!
しかも、それを公開してるってんだからすごいですよね・・・
防犯上大丈夫なんでしょうか?
(ま、全部を公開しているんではないでしょうけど。)
あとは、説明よりも「マラケシュ」のメディナ(旧市街)やスーク(市場)を
写真にてお楽しみ下さい♪
ってこの辺で。まだまだお見せしたい写真はあるんですけど、キリがないのでw
最後の写真のこのお店「+michi」
ここは、奥サンがモロッコに関する本でチェックしていたお店!
偶然にも前を通りかかったので、思わず入店。
添乗員さんにも、行きたかったお店なんだという旨を伝えると
「じゃー行っておきましょう!次に来れるかわかりませんからっ」
っていう柔軟な対応っぷり!ありがとう!
(一応午後からのフリータイムの時に来る予定だからそんなに急がなくったっていいのになー)
なんて心のうちでは思っていたんですが・・・
添乗員さんの真意は後ほど。
たっぷり昼過ぎまで「マラケシュ」を堪能したら
【ジャマ・エル・フナ広場】が一望できるお店でランチ!
ランチ終了後、ツアー内の数人はハマムに行くという!
<知らない人のために>
ハマム
垢すりです。浴槽のないもので、サウナのような。
パンツ一丁(お店によっては真っ裸らしい)になって
ゴシゴシやってくれると、たっぷり垢が出て気持ちいいようです。
もちろん、男女別々です。
庶民のハマムもあれば、旅行者向けのちょっとお高いハマムも
あるようですが、まぁ、モロッコ人の生活を知りたいならば
庶民のハマムでしょう。
ワタシはどうしたか。
昨日の疲れがまだありましたんでね、行きませんでした。
後々に行く「フェズ」という街の宿泊ホテルに
ハマムがあるというので、機会があればそのときに!ってことにして
今回はパスしました。
一旦ツアー一同リヤドに戻ってハマムに行く者、
部屋で一休みする者、様々でしたが、
とりあえず夕食の再集合の時間までは自由時間。
ハマムに行く奥サンを部屋の中から見送って、
ワタシは室内とリヤドの写真をせっせと撮ってみたり、
午前中の「マラケシュ」の街を堪能していたときに買ったポストカードに
せっせと何やら書いてみたり・・・
そしていつの間にか居眠りしたり・・・zzz(^^ゞ
ドン!ドン!!ドン!!!
奥サンが帰ってきたらいきなりご立腹(笑)
どうやらハマムの内容が納得いかなかったようで・・・
奥サン 「お金は高いし!!垢すりは全然ダメダメだし!!」
てな具合。特に女性は全員そうだったみたいです。
男性も数人行かれたようなんですが、男性の皆さんはそうでもなかったようで、
その男性の中で名言が。
S氏名言 「まぁラマダンですから。お腹が減って力も出ないんでしょう。」
これには全員納得!
・・・したような、してないような(笑)
気分を変えるためにも、ワタシと奥サンは二人で外出!
「マラケシュ」にある行きたかったお店に行こうってことになりました!
さっき偶然寄ることが出来たお店「+michi」の近くに
もう一軒、行きたかったお店があるようなので急ぎ行くことに!
夕方も遅くなってきて、なんだかお店がどんどん閉まり始めている!
ワタシ 「とにかくさっきのお店(+michi)まで行こう!」
・・・あれ?あれれ?
・・・どこをどう歩いたのか、どうにもこうにもさっきのお店には着かない。
どの路地を曲がってきたのか、直角ばかりの路地ならまだしも、
三叉路にも四叉路にもなっているような、本当にわからない道・・・
そうこうしているうちに、日は没してしまい
道は暗くなり、ほとんどのお店はシャッターを閉めてしまうという始末・・・
ワタシ 「こりゃ無理だ。着いたとしても閉まっているだろうし、
きっともうシャッターを閉めていて知らないうちに
そのお店の前を通り過ぎているんじゃないか?」
そう、これこそがさっきの添乗員さんの言葉
「次に来れるかわかりませんからっ」
の真意だったわけです。
「マラケシュ」の旧市街、スークの中を甘く見ては、
一度来た道すらもわからなくなるほどの路地・路地・路地で
午前に来たお店に、再度来れるかわからないっていうわけです。
甘く見たわけではなかったんですけどね・・・
思っていた以上に難易度高し!!!でした。
そうして途方に暮れる日本人が二人・・・
モロッコ人にとっちゃ葱背負った鴨みたいなもんで・・・
モロッコ少年 「$★ж#ПЯЭ●!!!」
言っていることはわからんが、要するにはこうだ
モロッコ少年 「道を教えてあげるよ!だからお金ちょーだい!」
・・・出たよ。勝手に道案内金銭要求少年だよ・・・。
思いっきり必要ないことを伝えるけど、まぁまぁよくよく着いてくる(笑)
しつこいったらありゃしない!
無視したり、必要ない旨を伝えながら、どんどん歩き進めても、
それでもなお着いてくる!
彼らにとっちゃ大事な収入源なのかもしれないけれど、
あんまりしつこ過ぎるのは嫌われます。
思わずキツく睨んでしまいました!!!
あ~大人気ない・・・
さすがにモロッコ少年も追ってこなくなりました・・・
あ~すまない、モロッコ少年・・・
このモロッコ少年を振り払うため、結構適当に歩いていたら
行きたかったカフェ【cafe des epices】が見えてきて
奥サン 「お茶でもして帰ろっか~」
と言ってくれたので、ちょうど良いときにクールダウンになりました(^^ゞ
このカフェでの名物は、スパイスティーと呼ばれるもの。
これがすっごく美味しかったんです!
屋上テラスは貸切状態で、夕方の涼しい風が吹いて、
なんとも極上のカフェタイム・・・
リヤドに戻って少しすると、晩御飯の時間に。
ツアー一同、再びガイドさんの案内で、いい感じのテラスのお店へ。
あれ?このお店って、さっき行って来たカフェの
晩御飯バージョンじゃん(笑)
あまりの偶然に驚きながら、打ち解けてきたツアー一同。
いい感じの夜でした・・・
晩御飯を終えてから、我々二人は再度【ジャマ・エル・フナ広場】へ
まだ遊ぶんかっ!って感じでしょうけど、
実はモロッコに来たら買いたいもんがありましてね、
それを買いに来たってわけです。
寄ったのは、とあるランプ屋さん。
モロッコのランプってすごく魅力がありましてね、
是非我家にもひとつ欲しいなぁ~と思ってて、
手頃で良い物があって、持って帰られるものがあれば~と思い、
前々からチラチラとチェックしていたんです。
店先で飾られたランプの中で、気に入った形のものがありました!
これがイイ!
でも、ちょっとだけ大きいかな~って思い
奥サン 「この形のランプだと、これが一番小さい?」
おじさん「そうだよ。200DH!」
でも、隣のランプ屋の店先に、同じ形のランプの小ぶりのものが売っている。
奥サン 「隣のお店もおじさんと同じお店?」
おじさん「違うよ」
奥サン 「隣には小ぶりのがあったけど、ここにはない?」
おじさん「ないねぇ~。気になるなら見ておいで。それはあなたの自由だよ」
おじさん、商魂逞しく思えながらも、なかなか融通が利くじゃないか!
隣のお店で小ぶりのランプを見せてもらうも、
なんだかちょっと小さすぎる感じがした(日本で使う場合の電球の大きさとの関係上)ことと、
意外や意外!高かった!
こうなると、さっきの大きさのランプにしようか!と
再度さっきのおじさんのお店へ
おじさん「隣のお店、いくらって言ってた?」
奥サン 「250DH」
おじさん「クレイジー(笑)」
ワタシ 「このランプ、ガラス面はガラスだよね?プラスチックじゃないよね?」
おじさん「違う違う!」
と言いながら、ライターを取り出して炎をガラスに当てて見せる
おじさん「ガラスでしょ!」
な、なるほど。確かにガラスだな。
奥サン 「200DH?」
おじさん「・・・170DHでどう?」
奥サン 「買う!」
これで購入決定~♪
170DHなので、日本円にしたら2,550円!安い買い物だ~(^^♪
このランプ、日本に無事に持ち帰ってきたんですが
(途中、ワタシがこのランプの上にカメラを落とす!というアクシデントもありましたが)
まだ電球などの配線をしておらず、電気がついた状態をお伝えできません。
この旅行記が終わらないうちに電気がついた姿をお見せしたいと思います。
でもここで何も紹介しないってのも寂しい話なので、別のランプ屋さんを写した写真に
買ったランプと同じ形のものが写っていたので、その写真をどうぞ。
ほぼ真ん中に写っている、スター型の透明ガラスのランプです^^
良い買い物を終えまして、リヤドに戻り荷造り。
このリヤド、明日の朝にはチェックアウトなんです。
「マラケシュ」最後の夜は更けていくのでありました・・・つづく
by kichigen-cafe
| 2008-09-26 23:28
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