KICHIGEN-cafe 店主        ヒトリグミ の独り言日記


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富士山より ただいまー♪


まずは無事に帰ってきたことを、皆様にご報告します!
滑落して擦りむいちゃうことも、落雷でビリリときちゃうこともなく、
無事に帰ってまいりました!


せっかくですので、【リベンジ富士山】の結果報告をさせて頂こうと思いますm(__)m
めちゃ長いんですけど、しばらくお付き合い下さいませ。

文章を書くのがやっぱり下手で、読んでてしんどくなるかと思います。
嫌だったら読み飛ばしても構いませんから、写真だけでも見てやって下さいm(__)m






昨年、天候不良で痛い思いをしているワタシと職場の先輩・・・
なので、今回は、昨年と同じ思いは御免だ!と、天気の良い日時を選びに選んでました。

とは言いつつも、さすがに仕事があるために、早々無茶なことは出来ない・・・

で、17日木曜日の夕方

ワタシ「いつ出発しましょ?」
先輩 「タイミングが大事やからな~」

東海地方の天気予報、夏山天気予報など、あらゆる情報と向き合った上で
近付いてくる台風7号、18日金曜日は曇一時雨ってところに不安を覚えつつも、
19日土曜日の天気が晴れってところに注目!

ここで、ある一案が浮かぶ!

18日昼から登山を開始して、八合目あたりで宿泊し、
19日の早朝、頂上でご来光を見よう!

先 輩「よし!この案で行く!今晩出るぞ!」
ワタシ「オッケーっす!」

ってな具合に決まったわけですな。
ま、はっきり言いまして、行ってから勝負!ってことでした。

奥サンにもその旨をメールで伝えて、17日木曜日は早々に帰宅。
晩御飯を食べて風呂に入り、登山の準備を済ませたら、
仮眠仮眠・・・

多少はウトウト出来たものの、
そんなに簡単には眠ることが出来ず・・・

17日24時半、ついにいざ出発のとき!!!

先輩を迎えに行って、車一台で一気に関西から静岡県富士を目指す!
関西は既に曇り空・・・静岡に近付けば近付くほどに曇り空は酷くなり
富士に着く頃には、 でした・・・

あぁ神様!リベンジはさせてくれないのか!?
あぁ富士山よ!何故登らせてくれないんだ!?

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酷い雨と濃霧であったために、18日昼からの登山は苦渋の断念・・・(>_<)

情報収集のために御殿場市のとあるインターネットカフェで
さらに情報収集をすれば、夕方からは一気に雲が流れて
晴れてくる模様・・・こうなれば19日のご来光を見ることが出来る!!!

こうなったら、もう仕方がない!

18日夕方からの夜間登山に切り替え!
まったく登山ド素人のような我々が、夜間登山とは無謀と知りつつも
やるっきゃない!そう思ってました。

18日夕方、御殿場市から再び富士山御殿場口登山ルート、
五合目駐車場に着いてから、早めの晩御飯を食べて(コンビニ弁当w)
準備を始めるも、なかなか雨は降り止まず・・・

これではさすがに夜間登山は・・・

そう思っていると、ピタッと雨は止んで静まり、
雲は大きく流れ始めて、今までまったく見えなかった富士山が
見る見るうちに姿を現す・・・

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「登っても良かろう」

誰かにそう言われた気すらしたものでした。

こうして出発したのでした・・・


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富士山に登るため、いくつかの登山ルートがあります。
ワタシらは、今回御殿場口登山ルートを選びました。
このルート、標高は他のルートから比べればかなり低いものの
(低いってことは、当然登る距離が長くなるってことですね。)
その分、標高には慣れやすく、高山病になりにくい。

前回短距離ルートである「富士宮口登山ルート」を選んだために
標高約2,400メートルからの出発となり
高山病に悩まされたのです。

なので、今回は
標高約1,440メートルの「御殿場口ルート」を選んだわけですが・・・

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**********【富士山御殿場口登山ルート 新五合目~七合五勺】**********

最初のうちはそりゃもう順調!
夜間登山だったので、道に迷ってしまわないか、それを心配していたんですが
そういう心配もそんなにはなく、ゆっくりゆっくり登って行きます!

途中、雲より高い標高となったときに、美しい満月と遭遇すると、
懐中電灯なんて不要なぐらいに明るい!
こんな月明かりで、昔の人が読書をしたりしていたのが
本当によく理解できるよ!っていうくらいにホントに明るい!

月が明るい分、当然星の輝きは失われてしまったものの、
それでも満点の星空!(残念ながら天の川は見えず・・・)

↓ 月と雲海 (NO PC処理)
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↓ 富士山の頂上と北斗七星 (NO PC処理)
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こりゃある意味、極上の登山ではないかね?
そんなことを思いながら、どんどん登っていく我ら・・・




が・・・




数時間もしてくると、この御殿場口ルートの恐ろしさを知ることになる。
比較的健脚の方向きのルートだと、それは知っていた。
週末でも、そんなに人が多くなくて、登りやすいルートだってことも知っていた。

うん。
そりゃそうだろう。

めちゃくちゃ登山道が長い!長過ぎるやん!!
いつになったら着くんよ?
健脚向き?ハァ?これって、プロ用じゃねぇの!?
意味わからーん(>_<)


って泣きそうになってました。

予定では、19日午前3時頃(18日27時)には頂上に着くだろうと考えていたものの
そんなの、とんでもない!!!

登れど登れど、先は近付いて来る気配もなく、
脚はクタクタになってきて、どんどん寒くもなってくる。
無論、防寒のための準備は万端だったため、
そんなものはどうってことはないものの、
頂上が遠いのは、やっぱりキツイ・・・(>_<)

御殿場口登山ルートの出発地点である駐車場は、
新五合目と言いながら、実際は二合目・・・
しかも、その新五合目から七合五勺までの間、
一切の山小屋は無く、休憩が取りにくい・・・

そう、いわば新五合目と呼ばれる二合目から七合五勺まで、
ひたすら歩かねばならんのだ!
もちろん、途中途中で休憩を挟むもの、やっぱりキツイ(>_<)




頂上予定だった19日午前3時を過ぎても頂上には着かず、
それどころか、七合五勺にも着かないって始末・・・

お前らが遅すぎる(ゆっくり歩きすぎる)んでねーの?

そう言われてしまえばそれまでだけど、とにかく過酷・・・
ヒーヒー言いながら登ってました。

**********【富士山御殿場口登山ルート 七合五勺 ご来光】**********

予定を大きく過ぎてしまい、疲労困憊の中、
ようやく19日午前3時半、七合五勺「砂走館」に到着・・・
先輩共々、思わず着いた~って座り込んでしまいました(^^ゞ

ご来光が見えるのは、午前4時半ぐらいなので、
まだ登れないことはないものの、
疲労回復が先ってことで、ここで少しの間休憩を取りつつ、
ご来光が登り始めるそのときまで、ここで待つことにしました。




ゆっくりと天上の空が明るくなり
太陽に照らされ始めた東の空は オレンジに輝き始める・・・
月は西の空の隅っこで 自分の役目を終えようとする・・・
太陽と月が 共に光を帯びながら混在する 不思議な瞬間だ・・・

↓ オレンジ色の東の空 (NO PC処理)
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↓ 西の空の端っこに 月明かり (NO PC処理)
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雲は 高貴な龍のように流れ そしてたなびく・・・
雲海は その上を歩けるがごとく しっかりとしていて また美しい
↓ 雲海 (NO PC処理)
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感動の瞬間だ 
このためだけに必死になって登ったのだと 言い切っても良かった


ゆっくりとした時間の中で ご来光は我らを強く照らした・・・
思わずカメラを落としそうになりながら
無意識の中で シャッターを押す前に 手を合わせた・・・

ただただ想う・・・

ワタシの家族、ご先祖様、友人、ワタシの全てに関係する方々、
むろん、実際には出会ってはいない皆様方も、
これら全ての命を 今こうして生かして頂けている事に 感謝致します・・・

泣きそうにもなるような そんな感動の瞬間でした。
この瞬間は、カメラには収めきれるものではなく、
このとき この瞬間 ここに居なければ 想うことが出来ないものだと
確信しました。


ただただひたすらに 感謝でした・・・


ハッと気がついて、シャッターを押しまくり撮ってきました!

↓ 平成20年7月19日ご来光(富士山御殿場口七合五勺にて) (NO PC処理)
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**********【富士山御殿場口登山ルート 七合五勺~頂上】**********


七合五勺の山小屋「砂走館」で豚汁を食べて暖まったら
ここからが先輩と相談!

ワタシ「さて、どーします?目的だったご来光、見れましたけど?」
先 輩「せやな。うーん・・・」
ワタシ「脚・・・正直キツイですよね?でも頂上は見えてますよね?」
先 輩「脚キツイけど、行ける所まで登っとく?」

ってことで、19日午前6時半、再び登山開始!


ここからはもう標高が3,000メートルを超えてくるため、
先輩とワタシの登るペースが違ってくる!

なので、別々に登ることに。

と言うのも、三半規管の弱いワタシは、やはり高山病の症状が
少しずつながら出始めていたのだ・・・
これでは先輩の足手まといになりかねない。

なので、別々に登山を開始!

七合五勺から頂上まで、時間にすれば2時間半だと言う。
それなら余計に1時間をみても、3時間半で到着可能だろう!
そう思って登ってみれば、そんなに簡単にはやっぱりいかない!

空気は希薄になってきて、深呼吸をしながら登山しているようなもの。
これはやっぱりキツイ!
昨年、3,300メートル地点までは登っているからわかっているものの
やっぱりキツイもんはキツイ(>_<)

3,300メートルを超えて未知の標高へ・・・
時間はかかってしまうけど、一歩また一歩、確実に頂上に・・・

「ここまで来て、諦められるかっ」

そんな想いだけで、高山病特有の頭痛と闘いながら
必死に、気合と根性だけで登りに登った・・・



登山途中、頂上から下山してくる、見知らぬ男性に

「大丈夫?脚を痛めてるんですか?」と声をかけてもらった際には
「いえ、高山病で頭が痛くって・・・」と返答すると

「あぁ・・・僕が持ってる酸素缶、あげますよ」と。
「そんなそんな、とんでもないっ!」と言えば

「僕が持ってても、家に帰ってゴミになるだけだし。これで頭痛も少しは良くなるから」
と、ワタシの手に持たせてくれるのだった・・・
ワタシは思わずこみ上げて来る涙を堪えながら、

「ありがとうございます。遠慮なく頂戴します」とお辞儀をしたら
「頑張って下さいね!」と声を掛けて下って行かれました・・・



山の出会いは優しいもので、登る人、下る人、それぞれが声を掛ける。

「こんにちは」「気をつけて」「頑張ってくださいね」「あと少しですから」などなど。

きっと街ですれ違っても、こんなことはないのだろうけど、
山は誰しもをそういう風にさせるのだ。
人の温かさを知るというものだ。


そうした助けもありながら、高山病の具合は少し良くなり
ただゆっくりと登る・・・

それでもやっぱり富士山は日本一の高さを誇る!
3,776メートルは伊達じゃない!

登れば登るほどに高山病復活の兆し・・・頭痛が痛い・・・ワタシも痛い(>_<)

テレビで流れていた耳についてた曲を歌って、この痛さを誤魔化そう!

ポーニョ♪ポーニョ♪ポニョ♪魚の子♪~

チクショー!オレ意味わからんっ!(>_<)


って、そんなバカを一人でやりながらも、
高山病でフラフラのまま、やっとやっとやーっと、頂上到着したぞー!!!
バンザーイ!バンザーイ!バンバンザーイ!!

頂上に着くと、誰しも歓喜しこの場所に自分の足で辿り着き、
この場所に立っていることを喜ぶ!
この感動こそ、これまでの苦労を忘れさせるものだっ!




が・・・




残念なことに、ワタシは昨年以上の高山病(笑)
このときは、マジ笑ってられなくって、座り込んで仮眠をしてみたものの、
強烈な吐き気に襲われ・・・(でも吐いてませんよ)

もちろん、頂上を満喫すべく、色々あるんだけど、
(お鉢巡りとか富士山頂上郵便局とか、浅間神社奥宮とか)
とてもカメラなんて持っていられない!(>_<)
思考能力ゼロだし!

それでも、辛うじて、気合と根性で富士山火口だけを撮影(>_<)
↓ 富士山 火口 (NO PC処理)
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で、あとは御朱印帳を持って登っていたので、
浅間神社奥宮で、御朱印だけは頂戴しました(^^♪


**********【富士山御殿場口登山ルート 下山】**********


頂上で先輩と合流すれば、先輩は先輩で脚を痛めていて、
左膝を曲げられないから、ゆっくりでしか下山出来ない(>_<)
ワタシはワタシで、高山病で早く下山したい!(>_<)

ってことで、仕方なく別々で下山することに。

下山は膝と脹脛(ふくらはぎ)にかなりの負担を強いるため
結構キツイものなのだ。

なのに・・・やっぱり下山も長い・・・ムキー(>_<)
下山しても下山しても、まーったく着かない(>_<)


霧で2メートル前も見えない中を ただただひたすらに下山・・・
途中、「下山道、間違って下りちゃってるんでね?」なんて不安になりつつ
仕方が無いからどんどん下りる・・・

不安と疲労と頭痛の中、数時間後にようやく愛車のある駐車場に・・・
(その数時間後、先輩も無事に下山・・・)






**********【リベンジ富士山 振り返って】**********


予定は未定

この名言通りに、行き当たりばったりな今回の登山でしたが、

リベンジ富士山

この計画に相応しく、ご来光を見ることが出来て、
(高山病が酷かったものの)頂上まで行くことも出来て、
素晴らしい登山となりました!





富士山 また行く?


こう問われればワタシは言うだろう


御殿場口登山ルート以外なら考えてもいい(笑)


いや、マジ酷い!このルート酷い!
もぉ、絶対にこのルートでは登らんっ(>_<)





ちなみにワタシ、今猛烈に日焼けしてます(笑)

帰ってきた翌日から、おでこから皮がむけてきました(笑)
いや、笑えないんですってば(>_<)
ホント、自分で情けないくらいに汚らしい(>_<)とても人様の前に立てないっ!
だから仕事休ませてっ! ・・・ ってのは許されませんがw

高山病だったから、帽子を被っているのが、別に締め付けているわけでもないのに、
どうも帽子が頭を締め付けてくるような気がして、
帽子を被ってなかったのねー(笑)・・・ハハハ(^^ゞ

おでこが真っ赤で皮がむけてきているヒトリグミでしたm(__)m
ご清読、感謝致します♪

↓ 思い出深き富士山と太陽と雲海と、下に見えるのは山中湖 (NO PC処理)
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by kichigen-cafe | 2008-07-22 22:54 | 旅路